2008.02 February
特集 生徒主役の授業を創る
【私の授業提案】  生徒主役の授業の工夫
 (1)シラバス・学習カードを活用した指導
志田和歌子 福島県只見町立只見中学校

一 はじめに

授業の主役は生徒である。生徒が主役の授業とは、生徒一人ひとりが意欲を掻き立て、期待感、達成感を得られる授業であろう。

そのためには、

  1. 系統性を意識させることで、生徒に意欲をもたせる。
  2. 学習の見通しをもたせることで、生徒に期待感をもたせる。
  3. 自己を振り返らせることで、生徒に達成感や次時への意欲をもたせる。
などのことが必要であると考える。

本稿では、筆者が昨年度(平成十八年度)取り組んだ実践を紹介したい。

二 系統性を意識させるための工夫

〈生徒に系統性を意識させる〉ために、「只見町小中高 国語科シラバス」と称した国語科年間学習計画表・小中高学習系統表を活用した(以下、シラバスと呼ぶこととする)。【文部科学省指定国語力向上モデル事業】の取り組みの一つとして、私を含めた町内の小中高の教員が作成したものである。町内の児童、生徒(高校生を含む)全員に配布された。

シラバスは、

  1. 領域別シラバス
  2. (1) 小学校(一年〜六年)
    (2) 中学校(一年〜三年)
  3. 年間シラバス
    (1) 小学校(一年〜六年)
    (2) 中学校(一年〜三年)
    (3) 高等学校
    一年 国語総合
    二年 現代文・古典・国語表現 I
    三年 現代文・古典・国語表現 II
のような内容になっている(資料1・2)。中学生は、小学校における既習内容を振り返ったり、高等学校における学習内容を展望したりすることができる。

新しい教材に入る際に、シラバスを用いて小学校での既習内容を思い出させ、小学校と中学校の系統性を意識させた。

三 学習の見通しをもたせるための工夫

〈学習の見通しをもたせる〉ために、シラバスを元に毎時間の学習の流れを示したカードを活用した(以下、学習カードと呼ぶこととする)。



・・・・・・(以下、本誌をご覧ください)