一 はじめに
前任校の東京都羽村市立羽村第一中学校三年生は、六月、広島・京都への修学旅行を実施した。この広島への修学旅行のために、一年次から戦争と平和を考える学習を進めてきた。十二月には、国語科でメディア・リテラシーの授業を行った。
教材は、NHK制作のドキュメンタリー「夏服の少女たち」である。広島の原爆がテーマだが、三年間の中学校生活の中で培われた戦争や広島の原爆についての理解が深かったために、映像を深く読みとることができた。
ニ ドキュメンタリー「夏服の少女たち」を吟味させる指導
今、メディア・リテラシーの能力をつける必要性が叫ばれている。私は、メディアの危険な部分に気づく能力も育てながら、メディアの良さや工夫にも気づく生徒に育てたい。もう一つ、国語教育の立場で育てるメディア・リテラシーの能力という面を重視する。国語科のどんな力が育てられるのかということを考えながら指導したいと考えている。
1 実践の概要
本実践では、「夏服の少女たち」というNHK制作のドキュメンタリー番組を取り上げる。「夏服の少女たち」は、50分、30分、3分の番組がNHKによって制作されている。これをそれぞれ比較して、メッセージ、表現、印象、新しさ、偏り、対象年齢の違いなどを考えさせたり、自分が、もし、4分間の「夏服の少女たち」を制作するのなら、どこを切り取るかを考えさせたりした実践である。
2 学習指導計画
(1) 単元名
「夏服の少女たち」を吟味しよう
(2) 単元の指導目標
(以下、本誌をご覧ください)
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