一 はじめに
「やってみたら、意外と楽しかった」
授業をしていて、時々聞かれる生徒の感想である。それは、詩歌の創作の場合もあるし、朗読の発表の場合もある。話し合いの学習の場合もある。「やってみたら、意外と楽しかった」とは、教師として、ちょっとうれしくなる瞬間である。
国語科の授業の中で「活用」を考えるとき、この「やってみたら」を大切にしたいと考えている。懺悔を込めて振り返ると「やってみない・やらせない」授業が意外と多いように思う。他教科については詳しくないので、「活用」とは違うかもしれないが、理科で実験をさせない、体育で走らせない、音楽で歌わせない、なんてことはないであろう。実際にやってみることで、知識や技能は定着をしていくはずである。
あまり難しく考えないで、活動的な授業を構想する。これが国語科の「活用」の第一歩ではないかと考える。今回紹介するのは、どこでも行われている教科書にそった実践であるが、一人でも多くの生徒に「やってみたら、意外と楽しかった。またやりたいな」と思わせれば、「活用」の第一歩として成功だと考えている。
以上の点を踏まえ、実践例を紹介する。
二 朗読会を開こう
- 1 対象生徒
- 第一学年
- 2 題材名
- 「野原はうたう」(光村図書 国語1)
- 3 ねらい
- 表現の特徴をとらえ、それぞれの詩に込められた作者の思いを、朗読で表現できる。
- 4 評価基準
- …
(以下、本誌をご覧ください)
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