2010.03 MARCH
特集 読む、考える、表現する―私の国語教室、大公開!
【魅力ある授業づくりへの挑戦】(1)
言語活動の連鎖で主体的な読みの力を高める
   ―『雨の日と青い鳥』『ゼブラ』『盆土産』をスパイラルに
平林秀二(京都市立西京高校附属中学校)

同僚の教員が、昨年度二年生で、文学的文章の教材を連続して指導したと聞いたので、私もやってみたくなり、いくぶん「言語活動」の充実を目指して指導してみようと思った。

生徒が自分で読み解けるようになるためには、いわゆる一問一答を頻繁に繰り返す授業だと依存性を助長してしまうし、挙手生徒のみが言語活動し、他の生徒が受け身になってしまうおそれもある。そこで、すべての生徒が主体的に取り組める次のような要件を備えた「課題」を与えることが望ましいと考えた。言うまでもなく、これらの「課題」は、「指導事項」に基づく目標の達成を目指したものである必要がある。「課題」の要件は次のとおり。

  1. 答えを出すのに概ね数分〜20分程度、各自で読み込むことを必要とする課題
  2. 答えが単語ではなく、分・文章、図・表などで表現することを必要とする課題
  3. 誤読してはならない要素の確実な読み取りの上に、一人ひとりの生徒が自分ならではの考えをもてる課題
  4. それぞれの文章の特色に合わせてカスタマイズされた課題



(以下、本誌をご覧ください)