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中学校社会科

定番教材の活用術 公民

生徒の関心を喚起するアイデア集

編著/監修
澁澤 文隆(代表)
栗原 久
体    裁
B5判  192ページ
本体価格+税
2,191円+税
 ISBN
ISBN978-4-8090-6288-9
C3037 \2191E
発 行 日
平成22年9月30日
初版発行
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本書の特長

  • 教え慣れた「定番教材」を、もっと違った視点で活用したい!
    教科書や資料集によく掲載されている教材(地図・写真・グラフ等)は、教え慣れているがゆえ、授業での扱い方もワンパターンになりがちです。本書は、これら「定番教材」を改めて見つめ直し、違った切り口で教材を活用していただける素材集です。
  • 新学習指導要領に沿った目次でこれからの授業に大活躍!
    目次は、新しい学習指導要領に沿っています。これからの授業で定番化するであろう教材も多数掲載しています。
  • 「新しい社会科授業はどうなるの?」先生方の疑問をQ&A形式で解決!
    各巻巻末に、学習指導要領改訂のポイントをわかりやすく解説しています。

はしがき

社会科授業を何とか楽しく学びがいのあるものにしたい!これは多くの社会科を担当する先生方の切なる願いであろう。しかし,実際に何をどう工夫改善すればそれが実現できるのか,具体化を図ろうとすると意外に難しい。課題学習や作業的・体験的な学習を取り入れて主体的な学習を,また話し合いやグループワークを取り入れて協力的な学習を促すなど,学習形態や学習方法の検討も考えられる。しかし,内容的な教科である社会科の特質を考慮すると,授業の工夫改善や活性化の基本は学習内容にあり,学習内容で生徒の関心を喚起することが大切なのではないか。実は,本書もこの点に着目した。そして,特に長い間教え慣れてきた定番教材になればなるほど丁寧な教材への問いかけを忘れ,取り扱いがパターン化しているのではないか。この点に着目し,これまで慣れ親しんできた定番教材に対して改めて一つひとつ丁寧に問いかけ,見直しを図ることとした。

教え慣れている教材だけれども,どうもいま一つうまく指導できない,何か落とし穴があるのではないかな?いつも素通りしているこの教材,こんな取り扱いをしたら,とても有用な教材になる!といったヒントがあるとよいのだが…。よく見かけるこの教材,何かを付け加えれば生き生きとした教材になるような気がするのだが…。

先生方の中には,いつものとおり教科書や資料集等を使って,いつものように授業を行う中で,ときどきそんな思いを抱く場面に出会ったりしているのではないだろうか。でも,そうした思いを抱いても,多忙な中でそれを自分で解決するのはなかなか難しい。仕方なく,今回もまたいつものように授業を行う。ひょっとして,そうした思いが教える側だけでなく学ぶ側にも伝わり,惰性的で魅力の乏しい授業を生み出しているのかもしれない。そうであるならば,そうした慣れから問いかけを忘れがちな定番教材にこそメスを入れ,リフレッシュさせる必要があるのではないか。

本書は,そうした定番教材を対象に,改めて丁寧に問いかけ,いわば定番教材が語りかけてくる声に耳を傾けるかたちで作業を進めた。そして,実際には,いつもとはちょっと違った視点で見直したり,考察を加えて新たな掘り起こしをしたり,新たに別の関連資料を付け加えたりし,先生方がいつもとは一味違った創意工夫をして授業に臨めるよう,定番教材を加工,料理することに努めた。その結果,定番教材の中には息を吹き返し,みずみずしさを取り戻したものがかなり見られるし,いわばかゆい所に手が届くアイデア,ヒントを提供することに成功した教材も盛り込むことができたと自負している。なお,実際には,学習指導要領改訂に伴って新教材も必要になっており,定番教材だけではなく定番化したい教材も取り上げているし,新たに発掘した新鮮な教材も取り上げている。しかし,いずれも授業で取り扱う学習内容と直結し,生徒の関心を喚起する上で役立つだろうという点には十分配慮し,取り上げるよう努めた。本書は,最初から最後まで一気に読むような本ではなく,先生方が授業準備をする際に,ちょっと物足りない,もっと工夫したい,何かヒントが欲しいなどと思ったときに開く本である。自分の都合に合わせて本書を開き,本書を手掛かりに楽しく学びがいのある社会科授業を具現化する一助になればと願っている。

編集代表 澁 澤 文 隆


目次

  • はしがき
  • I部 新社会科授業のための定番教材研究
    • 1章 私たちと現代社会
      • 1節 私たちが生きる現代社会と文化
        • 1 変わりゆく社会〜少子高齢の日本を考える〜
        • 2 WWW. って何?
        • 3 国境を越えた結びつき〜人・もの・資本〜
        • 4 一期一会の精神〜日本の伝統文化〜
      • 2節 現代社会をとらえる見方や考え方
        • 5 みんなで決めて良いこと, 良くないこと
        • 6 法かきまりか道徳か
        • 7 「対立と合意」・「効率と公正」
        • 8 契約って何?
    • 2章 私たちと経済
      • 1節 市場の働きと経済
        • 9 「あれか, これか」, これが経済
        • 10 「経済についての見方や考え方」とは
        • 11 「需要・供給曲線」の見方・考え方
        • 12 だれのために, どんなふうに
        • 13 経済学の三巨頭〜スミス・マルクス・ケインズ〜
        • 14 独り占めの理由
        • 15 株式会社ってなに?
        • 16 日本銀行の金融政策は今…
        • 17 リスクか, リターンか?
        • 18 東京都中央区日本橋兜町
        • 19 何が「豊かさ」を生むのか
        • 20 「100年に一度」の金融経済危機
        • 21 ジンバブエで暮らす
        • 22 売り手よし, 買い手よし, 世間よし
        • 23 失業は若者の問題である
        • 24 労働組合組織率は右肩下がり
        • 25 日本でも作れるのに…
        • 26 100円より90円が高い?
      • 2節 国民の生活と政府の役割
        • 27 すべての道は…
        • 28 公害は過去形では語れない
        • 29 人生のリスクに備える
        • 30 頭を冷やして契約を
        • 31 中小企業はイノベーター
        • 32 農は国の基なり
        • 33 経済主体としての政府
        • 34 不況の時には…
        • 35 入るを量りて出ずるを為す
    • 3章 私たちと政治
      • 1節 人間の尊重と日本国憲法の基本的原則
        • 36 「私には夢がある。」この夢は実現したか?
        • 37 自由・平等・博愛を求めて
        • 38 憲法とは何か
        • 39 日本国憲法の基本原則は
        • 40 「エライ」のは天皇?国民?
        • 41 永遠の平和を求めて
        • 42 基本的人権を尊重するとは?
        • 43 権利が平等に保障されるとは?
        • 44 身体の自由が制限されたら?
        • 45 精神・経済活動の自由が制限されたら?
        • 46 健康で文化的な最低限度の生活とは?
        • 47 教育を受ける権利・勤労の権利, 義務は誰に?
        • 48 基本的人権を尊重するための権利って何?
        • 49 新しい人権〜プライバシー権って何?〜
        • 50 世界人権宣言から子どもの権利条約へ
      • 2節 民主政治と政治参加
        • 51 私たちのまちづくりを考えよう
        • 52 市町村はなぜ減った?
        • 53 首長と議会はどっちが偉い?
        • 54 地方自治は民主主義の学校
        • 55 国会, 内閣, 裁判所 最も偉いのは?
        • 56 選挙の1票は, 地方の方がお得!?
        • 57 政党の命はマニフェスト
        • 58 国会はどうして2つあるのか?
        • 59 多数決は本当に正しいか
        • 60 内閣総理大臣は日本一忙しい人
        • 61 行政のスリム化〜事業仕分け〜
        • 62 民事裁判・刑事裁判
        • 63 もし, 裁判員に選ばれたら
        • 64 公平な世論とは
    • 4章 私たちと国際社会の諸課題
      • 1節 世界平和と人類の福祉の増大
        • 65 国際社会のアクター
        • 66 国際社会にも, 法あり
        • 67 平和を維持する方策
        • 68 NYから平和を構築する
        • 69 地域ごとなら, まとまりやすい
        • 70 情けは人のためならず
        • 71 日本国民は, 恒久の平和を念願し…
        • 72 価値あるものを守る
        • 73 プラハから春は訪れるか?
        • 74 「共有地の悲劇」を回避せよ
        • 75 石油の自給率0.4%
        • 76 悪循環からの脱出
        • 77 国を象徴する旗と歌
        • 78 クリスマス, 除夜の鐘, 初詣
      • 2節 よりよい社会を目指して
        • 79 環境と経済と社会と
        • 80 平等・寛容・脱貧困
        • 81 環境・天然資源の保全, 公正で平和な社会
  • II部 新社会科授業のためのQ&A
    •  
      • 1 中学校社会科
        • 1 3分野の履修をどう工夫するか?
        • 2 習得と活用の学習の留意点は何か?
        • 3 社会科における言語活動充実のポイントは?
      • 2 公民的分野
        • 4 伝統や文化に関する学習の充実
        • 5 現代社会をとらえる見方や考え方
        • 6 社会の変化に対応した法に関する学習
        • 7 社会の変化に対応した金融に関する学習
        • 8 「よりよい社会を目指して」の指導
  • あとがき

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