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脱 トップダウン思考
スポーツから読み解くチームワークの本質

編著/監修
福富信也
体裁
四六判  288ページ
本体価格+税
1,400 円+税
ISBN
ISBN978-4-8090-3189-2
C0075 \1400E
発行日
平成31年4月1日
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本書の特長

スポーツ事例から社会課題を解決するためのヒントを凝縮した1冊!

一方通行のトップダウン思考がスポーツの様々な不祥事を起こしてきた。

今こそ、「脱 トップダウン思考」で個々の力を引き出し、チームの最大化を図るとき!

チームワークづくりの専門家が、スポーツ指導者やトップアスリートの裏舞台を詳らかにし、生身の人間が泥臭くストーリーを紡ぎ出している姿の実例を通じて課題解決のヒント(全27話)を紹介します。


指導者はもとより、学生を含めたアスリート、そして、ビジネスパーソンに手にとっていただきたい書籍です。


元サッカー日本代表監督(現FC今治オーナー)岡田武史氏 推薦!

正解のない時代に大切な「主体的に動く組織づくり」のヒントがここに書かれている―


著者紹介

福富 信也 (ふくとみ しんや)

1980年3月生まれ信州大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。 横浜F・マリノスコーチを経て、2011年に東京電機大学理工学部に教員として着任(サッカー部監督兼務)。 日本サッカー協会公認指導者S級ライセンスで講師を務め、Jリーグのトップチームから育成チームまで幅広い対象へのチームビルディング指導を行う。 サッカー界のみならず、企業などへの講演・研修など多数。

著書に『「個」を生かすチームビルディング』(KANZEN)『「勝つ」組織 集団スポーツの理論から学ぶビジネスチームビルディング』(KANZEN)がある。 その他、オンデマンドセミナー、雑誌の執筆やテレビ出演など。

2015年5月、組織論を主としたスポーツ指導、講演や執筆などの事業を展開すべく株式会社Humanergy(ヒューマナジー)を設立。


はじめに ―スポーツのすばらしさと未来へ込める思い― (抜粋)

我が国は2018年、平昌冬季オリンピックのメダルラッシュやサッカーワールドカップ日本代表のベスト16進出、野球ではメジャーリーグに移籍した大谷翔平選手が二刀流の活躍で新人王獲得、テニスでは大坂なおみ選手の全米オープン制覇などなど、華々しいスポーツニュースがたくさんありました。日本中を感動させてくれたあの場面が脳裏に焼き付いている人も多いのではないでしょうか?

しかしその一方で、アメフト、ボクシング、レスリング、体操、相撲などの不祥事が相次いだ年でもありました。相次いだ、というよりは表面化した数が多かった年、と言う方が正しいかもしれません。なぜ、あのような残念な事件が起こってしまうのか、どうしたら防げるのか、どうしたらもっと個人の力を発揮できるのか、どうしたらチームの力を最大化できるのか、本書の執筆はこれらの問いを出発点としています。


豊さや充実を求めて「自ら進んでやる」スポーツと学校教育の体育とが、長い間混同されてきたように感じます。しかし、今ではスポーツに内在する社会的価値も注目されてきています。スポーツには人々を幸せにする力がある、スポーツには社会課題さえも解決していくヒントがある、と私は確信しています。


本書は、チームワークづくりを専門としてきた私の視点から華やかなアスリートの裏舞台を詳らかにし、生身の人間が泥臭くストーリーを紡ぎ出している姿を知ってもらうことが1つの狙いです。

「才能に恵まれたごく一部の選ばれし人たちが活躍する世界」

「感動はするけど、生きている世界が違う」

と思ってほしくはないのです。トップアスリートのすべてが参考になるとは言い切れませんが、全くの別世界でもありません。私たち一般人と同様に人間同士の感情のもつれ、あつれき、葛藤は常に存在しています。しかし、彼らはそれを乗り越えている点がすごいのです。


では、いったいどのようにして乗り越えたのか、本書ではそれを実例と解説で紹介しています。なぜ、メソッド(方法論)ではなく実例なのか、そこが本書のコンセプトです。

本書は「スポーツに狎簑于鬮瓩和減澆靴覆ぁ廚箸いΣ礎祐僂能颪上げました。

つまり、「こうすれば勝てる」という唯一絶対の解は存在しないというスタンスです。だからこそ「脱 トップダウン思考」で成功した様々な実例を取り上げることにしたのです。取り入れやすいシンプルなメソッドの方がウケがよいことは十分承知ですが、敢えて実例にこだわりました。


さらに、本書は単なるスポーツの話に留まらず、ビジネスなどとも関連付けて解説をしている点も特徴です。それは、先述のとおり、スポーツには社会課題の解決にも役立つ側面があると思っているからです。スポーツのチームワークがビジネスにも応用できることを知れば、スポーツ指導者のスタンスも変わるでしょうし、アスリートのセカンドキャリアとの接続もよりスムーズになるはずです。

一方通行のトップダウン思考がスポーツの様々な不祥事を起こしてきたことは明白です。今こそ、「脱 トップダウン思考」で個々の力を引き出す時代です。ですから、スポーツ指導に当たる監督・コーチはもちろんのこと、高校生や大学生アスリートにも本書を手に取ってもらい、競技生活を通じて社会に出ていく準備も進めてほしいと思っています。また、企業の人事担当の方々にもお読みいただき、スポーツ経験者の強みを引き出していただければ、なお嬉しいです。

近年のビジネス界では、不確実で、変化が激しく、“正解の存在しない時代”に突入した、としきりに叫ばれています。つまり、世の中は1人のリーダーに依存する時代に限界を感じているのです。だからこそ、スポーツには現代の社会課題を解決するヒントがあると私は確信しているのです。


競技生活を通して、その後のキャリアで役立つ力を身に付けてほしいと願う指導者と、自己実現で高みを目指す学生アスリートの皆さんの一助となれば幸いです。

2019年1月

福富信也


掲載事例

  • 南アW杯サッカー日本代表がチャレンジした「このやり方で勝つ」(第4話)
  • J1ベガルタ仙台が被災した2011シーズンにクラブ史上最高位の4位大躍進となったバックボーン(第4話)
  • リオ五輪4×100mリレー日本代表チーム「7cm」の差?(第5話、ほか)
  • 自らの意思で「考動」した高校球児〜2018夏の甲子園、金足農業が成功させた2ランスクイズ(第9話)
  • ブラジルW杯ドイツ代表監督が誠実さをみせた「個別対応」の気遣い(第10話)
  • 平昌五輪ノルディックスキー複合選手の自己実現のための言語使い(第14話)
  • 森保一監督が自然体で実践できるJ1サンフレッチェ広島に根付くDNA(第17話)
  • J1昇格プレーオフ、「チームの目的」を優先したゴールキーパーのアシスト(第18話)
  • 「弱点を補う」から「強みを生かす」チームづくりで5年間に3度のJリーグ優勝に導いた森保一監督(第20話)
  • サッカー元日本代表秋田豊氏が空中戦の鬼となれた理由(第21話)
  • リオ五輪(U−23)日本代表手倉森監督「丸ごと強くしたい」(第22話)
  • 日韓共催W杯サッカー日本代表を下支えした心強いベテラン選手の存在(第23話)
  • ドイツW杯アジア予選サッカー日本代表ジーコ監督の通訳がとった奇跡の行動(第24話)
  • 南アW杯サッカー日本代表 リーダーとフォロワーがとった「勇気と覚悟」(第25話)
  • ドイツW杯初戦オーストラリア戦が示した“決断”をすることの重要性(第26話)

ほか


目次

  • 序章
    • 01 不祥事はなぜ起こってしまうのか?
    • 02 絶対解 最適解 納得解
    • 03 チームを成長させる4つの段階
    • 04 ストーミングを乗り越えたチームだけが得られるもの
    • 05 これぞチームワークの真髄! 4×100mリレーの銀メダル
    •  
  • 第1章 “心の安全”と“チャレンジを歓迎する風土”
    • 06 「真の平和」を築き上げる条件
        ―「心の安全」が約束されていること、「チャレンジ」を歓迎できること―
    • 07 「伝え方」と「受け止め方」を日常生活から意識しよう
    • 08 「俺はいつでも話を聞くよ」
        ―受け入れられなくても受け止めることから始めよう―
    • 09 健全な議論ができれば、「自分のチーム」という責任感が育まれる
    • 10 リーダーは自らの一貫した価値観に基づき、「個別対応」をする必要がある
    •  
  • 第2章 個人のマインド・成長
    • 11 チームの強みを最大化
        ―シナジーを生み出すために一人ひとりが大切にしたいこと―
    • 12 メンタルという言葉の本質を3つの視点から考える
    • 13 自己理解を深めることが強いメンタルを育てる
    • 14 理想の自分を求めて言語化にチャレンジする
    • 15 一般化、汎用化、抽象化する思考をもつことが成長のカギとなる
    •  
  • 第3章 チーム方針と多様性
    • 16 リーダーが指針・判断基準を示すことでメンバーは自立できる
    • 17 ミッション、ビジョン、バリューの大切さとは
    • 18 役割分担で多様性を武器にする
    • 19 「心の安全」を担保しつつ、「違い」、「多様性」を重視する
    • 20 「弱点を補う」から「強みを生かす」へ
    • 21 自己実現のために効果的に仲間を頼ろう
    • 22 選手が自ら成長していける切磋琢磨の環境づくりをしよう
    •  
  • 第4章 背後のチームワーク
    • 23 チーム浮沈のカギを握る脇役の存在
    • 24 チームは1つの生命体!
    • 25 背後のチームの本質
    •  
  • 第5章 過去を生かす
    • 26 自分たちの決断を正解にするための努力が大切
    • 27 新しいリーダーは前任者の築いた土台を知ることから始めてみよう

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