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商業743
財務会計II

編著/監修
岩崎 勇(九州大学名誉教授/大阪商業大学特任教授)
(ほか 6名)
体裁
B5判  358ページ
ISBN
ISBN978-4-8090-8112-5
C4363 \00000E
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こちらは学校採用品です

特色

  • 学習者のつまずきやすいポイントをフォローしています!
     科目「財務会計Ⅱ」における指導項目は高度な内容が多く、学習者にとって難しく感じるものも少なくないと思われます。学習者が特に苦手とする部分については図やキャラクターを用いて重点的に説明をおこない、暗記によらない本質的な理解を促すように努めました。各種会計処理やキャッシュ・フロー計算書の作成、連結会計などの演習では、解答に至るまでのプロセスを丁寧に明示しています。
  • 商業729『財務会計Ⅰ』とセットで使用するのがおすすめです!
     本書は、商業729『財務会計Ⅰ』と同じコンセプトかつ同じデザインで作成しています。もちろん、本書だけでも問題なくご使用いただけますが、商業729『財務会計Ⅰ』と商業743『財務会計Ⅱ』は表裏一体の関係ですので、セットでお使いいただくと学習内容をさらに理解しやすく、財務会計の全体的な流れがより見えるようになります。
  • アクティブ・ラーニングに活用できる問題を掲載しました!
     「考えてみよう!」と題して、学習者の思考力や判断力を育むような問題を各編に設けています。これらの問題は、多人数で話し合って解答を導き、その思考の過程を自分の言葉で説明することを想定しています。

著作者

  • 監修
    岩崎 勇
    九州大学名誉教授/大阪商業大学特任教授
  • 執筆
    浅野 進
    元茨城県立産業技術短期大学校講師
    遠藤 耕二
    東京都立第一商業高等学校指導教諭
    北岡 謙一
    千葉県立君津商業高等学校教諭
    熊澤 真紀
    岐阜県立岐阜商業高等学校教諭
    鈴木 佳子
    神奈川県立海老名高等学校副校長
    早水 有美
    岐阜県立岐阜商業高等学校教諭

目次

  • 第Ⅰ編 財務会計の基本概念と会計基準
    • 第1章 財務諸表の作成と表示の考え方
      • 1 企業会計の意義と領域
      • 2 会計公準
      • 3 財務報告の目的
    • 第2章 資産負債アプローチと収益費用アプローチ
      • 1 資産負債アプローチと収益費用アプローチ
      • 2 包括利益と純利益
    • 第3章 会計基準の国際的統合
      • 1 会計基準の国際的調和化
  • 第Ⅱ編 会計処理
    • 第1章 貨幣の時間価値
      • 1 現在価値と将来価値
      • 2 現価係数
      • 3 年金現価係数
    • 第2章 金融商品・外貨建取引
      • 1 金融資産
      • 2 デリバティブ取引
      • 3 外貨建取引
    • 第3章 有形固定資産
      • 1 減損会計
      • 2 リース会計
      • 3 投資不動産
      • 4 総合償却
      • 5 圧縮記帳
      • 6 法人税法上の減価償却
    • 第4章 無形固定資産
      • 1 研究開発費
      • 2 ソフトウェア
    • 第5章 繰延資産
      • 1 繰延資産
    • 第6章 固定負債
      • 1 社債
      • 2 退職給付引当金
      • 3 資産除去債務
    • 第7章 純資産
      • 1 純資産の分類
      • 2 ストック・オプション
      • 3 分配可能額
      • 4 株主資本の計数変動
    • 第8章 収益と費用
      • 1 委託販売と受託販売
      • 2 未着品売買
      • 3 試用販売
      • 4 工事契約
    • 第9章 税効果会計
      • 1 税効果会計の意義
      • 2 税効果会計の会計処理
  • 第Ⅲ編 キャッシュ・フローに関する財務諸表
    • 第1章 キャッシュ・フロー計算書
      • 1 キャッシュ・フロー計算書の意義
      • 2 キャッシュ・フロー計算書の必要性
      • 3 資金の範囲
      • 4 キャッシュ・フロー計算書の表示区分
      • 5 営業活動によるキャッシュ・フロー
      • 6 投資活動によるキャッシュ・フロー
      • 7 財務活動によるキャッシュ・フロー
      • 8 キャッシュ・フロー計算書の活用
  • 第Ⅳ編 企業集団の会計
    • 第1章 企業結合会計
      • 1 企業結合会計の意味
      • 2 合併後の財務諸表の作成
    • 第2章 連結財務諸表の作成
      • 1 連結財務諸表の意義と目的
      • 2 連結の範囲
      • 3 連結財務諸表の種類
      • 4 連結財務諸表作成の基礎
      • 5 連結貸借対照表の作成
      • 6 連結第1年度末の連結財務諸表の作成
      • 7 支配獲得までの子会社株式の段階取得
      • 8 支配獲得後の子会社株式の追加取得
      • 9 支配獲得後の子会社株式の一部売却
      • 10 連結税効果会計
      • 11 連結精算表
      • 12 連結包括利益計算書と連結損益及び包括利益計算書
      • 13 連結キャッシュ・フロー計算書
      • 14 連結財務諸表の表示
    • 第3章 持分法
      • 1 持分法の意義
      • 2 持分法の範囲
      • 3 持分法の会計処理
  • 第Ⅴ編 財務諸表分析
    • 第1章 企業価値の評価
      • 1 企業価値と企業価値評価
      • 2 キャッシュ・フロー分析などを活用した企業価値の評価方法
    • 第2章 株価を用いた財務諸表分析
      • 1 株価と株主価値
      • 2 株価を用いた代表的な指標
    • 第3章 連結財務諸表分析
      • 1 連結情報と企業グループの分析
      • 2 有価証券報告書
      • 3 四半期報告書
  • 第Ⅵ編 監査と職業会計人
    • 第1章 会計責任と監査の概要
      • 1 財務諸表の監査
      • 2 日本の監査制度
      • 3 会社法による監査
      • 4 金融商品取引法による監査
      • 5 財務諸表監査の目的
      • 6 監査の流れ
      • 7 監査の実施のスケジュール
      • 8 リスク・アプローチにもとづく監査
      • 9 リスク評価手続とリスク対応手続
      • 10 監査意見の表明
      • 11 監査の品質管理
    • 第2章 職業会計人の倫理
      • 1 職業会計人の役割と倫理

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