読書感想文 書き方シート |
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思春期のサッカー選手に贈る1冊!
そして、選手はもちろん、先生、顧問はじめ育成年代の指導者、更にはベストサポーターであるおうちの方にも選手と一緒に読んでご理解して欲しい1冊となっています。
思春期真っ只中のサッカー選手は、
・誰かとの比較
・仲間との関係性
・進路
・コーチに怒られる理由がわからない
など悩みを抱えつつもサッカーをプレイしています。
それぞれの悩みは違えども、サッカー選手自身が課題を解決、希望を見出し、「もっと楽しくサッカー」ができるために、年代別代表の指導実績もあるチームビルディングのプロがアドバイスします。
自分らしく向き合うための考え方のヒントはおなじみ「ウサギとカメ」の童話に隠されています。
「ウサギはカメに「勝つ」ことしか考えていなかった。
カメはウサギと自分を比較することなく、目標に向かってコツコツ前に進んだ。」
このヒントをもとに、コーチから何かを教わるだけじゃなくて、考えたり、悩んだり、試したりしながら、自分らしく、自己肯定感を育むために必要な40個のテーマを書き下ろしました。
1テーマ読み切りの語り掛け口調の誌面構成で、読み切った達成感を実感できる内容です。
1980年3月生まれ。信州大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。 横浜F・マリノスコーチを経て、2011年に東京電機大学理工学部に教員として着任(サッカー部監督兼務)。 日本サッカー協会公認指導者S級ライセンスで講師を務め、Jリーグのトップチームや年代別日本代表など、幅広い対象へのチームビルディング指導を行う。 サッカー界のみならず、企業などへの講演・研修など多数。
2015年5月、組織論を主としたスポーツ指導、講演や執筆などの事業を展開すべく株式会社Humanergy(ヒューマナジー)を設立。
この本を通じて君に出会えたこと、とても嬉しく思います。
これはサッカーをやっている君に向けて書いた本だよ。
君は、将来プロ選手になりたいと思っているのかな。
それとも、高い目標はないけど毎日楽しくやっているのかな。
この本は、高い目標がある人、ない人、自信がある人、ない人、どんな人が読んでもいいように書いたつもり。
さて、突然だけど君は「ウサギとカメ」の話は知っているよね?
ウサギとカメが競争する話だね。
足の速いウサギはあっという間にカメを置き去りにしたのに途中で居眠りをしてしまい、大逆転でカメが先にゴールをするっていう童話だよ。
この話には教訓が詰つ まっている。
ウサギのように能力が高くても、油断したり、人を見下したりしているとどうなってしまうか。
ウサギはカメに「勝つ」ことしか考えていなくて「勝てる」と思ったら気を抜いてしまったのかもしれないね。
カメはウサギと自分を比較することなく、目標に向かってコツコツ前に進んだ。
誰だれかと自分を比ひ 較かくする必要はない。ましてや、比較して落ち込こ んだり、焦ったりする必要もないんだね。
実は考え方、感じ方、モノの見方には、人それぞれのクセや偏りがあるんだ。
ぼくはそれを「心の個性」って呼んでいる。
「心の個性」を理解して自分と上手に付き合っていくと、サッカーがもっと楽しくなるんだ。
この本は、コーチから何かを教わるだけじゃなくて、考えたり、悩なやんだり、試したりしながら、君らしく成長していくための本だよ。
40個のテーマがあるから、どれか1つでも君の成長のヒントになったら嬉しい。
この本の最後には、小学生のために【読書感想文 書き方シート】を用意したよ。
夏休みの宿題に使ってもらえたら嬉うれしいな。
ついでに「目標設定」もできるようになっているから、中学生や高校生の君も活用できるよ。
この本に書いてある考え方は、サッカー以外の日常生活でも役に立つはずだし、大人になってからもきっと役に立つはず。
そう思って書いたから、共感できることがあったらぜひ試してみてほしい。
考えたり、悩んだり、試したりしながら、自分自身で成長していくことが楽しい!
そういうサッカー選手が増えることがぼくの願いだよ。
2023年5月
福富信也